ソフト・マシーンのディスコグラフィー
前置き
- ソフト・マシーン(Soft Machine)とはイギリスのロック・バンドです。ロックと言っても曖昧な意味で、時期によって作風がアヴァンギャルドなポップ寄りだったり、ジャズ・ロック寄りだったり、フュージョン寄りだったりします。
- メンバーの出入りが激しく、アルバムごとにメンバー構成が異なります。このメンバーの変遷が上記の作風の変遷にもろに影響しています。それを可視化するために動画リンク付きの一覧表にしました。
- リンク先は Youtube の動画やプレイリストになります。
西暦 | タイトル | Guitar | Keybords | Bass | Drums | Winds |
1968 | Volume One | Daevid Allen | Mike Ratledge | Kevin Ayers | Robert Wyatt | |
1969 | Volume Two | | ↓ | Hugh Hopper | ↓ | |
1970 | Third | | ↓ | ↓ | ↓ | Elton Dean, etc |
1971 | Fourth | | ↓ | ↓ | ↓ | Elton Dean |
1972 | Fifth | | ↓ | ↓ | Phil Howard John Marshall | ↓ |
1973 | Six | | ↓ | ↓ | John Marshall | Karl Jenkins |
| Seven | | ↓ | Roy Babbington | ↓ | ↓ |
1975 | Bundles | Allan Holdsworth | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ |
1976 | Softs | John Etheridge | Karl Jenkins | ↓ | ↓ | Alan Wakeman |
1978 | Alive & Well: Recorded in Paris | ↓ | ↓ | Steve Cook | ↓ | Ric Sanders (as Violin) |
西暦 | タイトル | Guitar | Keybords | Bass | Drums | Winds |
各作品の感想を簡単に
- 1st … アヴァンギャルド・ポップ。ちょっと音が古いし軽い。
- 2nd … アヴァンギャルド・ポップその2。前作を踏襲・発展させたような感じ。音も重厚になった。
- 3rd … E.ディーンらの加入でいきなり硬派なジャズ・ロック化。この手の音楽の嚆矢として歴史的に重要っぽい作品。
- 4th … さらに硬派になって、以降インストものに徹する。少し録音が悪いか。
- 5th … ジャズ・ロック路線の完成作。録音もよく、M2の水が滴る音も綺麗。
- 6th … E.ディーン → K.ジェンキンスに交代。ジャズロックとフュージョンの折衷という感じ。
- 7th … 過渡期の作品その2。オリジナル・メンバーがM.ラトリッジのみで、他は元ニュークリアス勢が占める。
- 8th … A.ホールズワースのギターが加わって、英国産フュージョンと化する。
- 9th … M.ラトリッジも抜けて、オリジナル・メンバーがいなくなる。K.ジェンキンス主導?のフュージョン路線の完成作。
|